エンジニアが顧客から支持されたり、同僚のエンジニアから信頼を得たりするには、働きながら絶えずスキルアップを図ることがとても大切です。たとえば、IT関連企業に勤務をしている人は、業務の合間に行われる研修を積極的に受講して、仕事で役立つ知識や技術を身につけたり、問題解決のヒントを得たりすることが大切です。
大手のIT関連企業の中には、一人ひとりのエンジニアのキャリアや専門分野、年齢などに合ったスキルアップ研修を取り入れているところもあり、自信をもって仕事に取り組める環境が整っています。
また、将来的に大きなプロジェクトに参画したり、勤め先で管理職を目指したりしたい人は、仕事終わりにIT関係の通信講座を受講したり、業界セミナーに顔を出したりするのも有効です。
エンジニアにふさわしいスキルアップの仕方や期間については、それぞれのワークスタイルや職種などに大きく左右されます。そうした中、自分にとって理想的な形でスキルの習得を図るうえで、同職種の人とSNSを通じて情報交換をしたり、時には共同でプロジェクトを立ち上げたりする方法もあります。
なお、エンジニアとして必要なスキルが身についているか把握するには、応用情報技術者や基本情報技術者といった国家試験を受験するのも大事です。その他、若手のエンジニアは、日ごろから職場内のベテランや中堅のエンジニアに直接指導してもらったり、仕事上の問題解決法についてアドバイスを貰ったりすることも必要です。